フィリピン文化と生活

フィリピンの人口ボーナスの現場

人口ボーナスという言葉があります。これは、国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態を言うそうです。生産年齢の人口が多い為、経済成長に有利と考えられます。
成熟した社会になった日本は既に人口ボーナス期は終わっていますが、若年人口の多いフィリピンは、まさに人口ボーナス期にあり、毎年労働人口が増えていく状態にあります。

引用元
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これがフィリピンの人口ピラミッドで、フィリピン進出を考える企業が一度は目にしたことのある図だと思います。若年層の人口が圧倒的に多く、しばらくは生産人口が増え続けていきます。
実際に私達もこういう図を見て、今後のフィリピンの成長期待は高いと考えフィリピン進出を決めたわけです。

人口ボーナス期にある国が経済成長しやすいことに間違いはないと思うのですが、
実際に、その中に入ってみると違った風景も見えてきました。
フィリピンは2012年の成長率は6%を超え好景気に湧いています。主力産業になりつつあるBPOは右肩上がりの成長を遂げ、たくさんの新規雇用が産み出されています。
マニラにいるとあちこちで、BPO企業が積極的に採用をやっています。
しかし、実際のところ失業率はあまり減っていません。不安定雇用や低賃金労働者の数もあまり減っていません。
それは、雇用も大幅に増えていますが、生産人口も毎年大幅に増えている為です。
政府は雇用増に一生懸命取り組んでいますが、増える生産人口を上回るレベルで雇用を増やすのは簡単ではないようです。

我々外国人から見れば、人口ボーナス期の国というのは成長性の見込めるよい国なのですが、現場にいる若者に取っては、雇用が増えていることを実感できる状態にはなく、若者が多いので競争も激しくて大変なようです。
団塊の世代の若いころというのも、そんな感じだったのでしょうか。
by emsph | 2013-06-24 21:47 | フィリピン文化と生活 | Comments(0)

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